スキーブーツR&Dの業務
スキーブーツR&Dは構造解析、運動工学、運動力学、解剖学、画像解析などをベースとして、スポーツ用品、一般工業製品の先端技術開発を日本とイタリアの2拠点にておこなっております。
北イタリア・ヴェネト州
解剖学的インソールについては独自のノウハウに基づき、シューズメーカーなどに対してインソールの開発業務の提供などをおこなっています。
一般ユーザーに対しては、特に足の健康や機能に対するアクティブケア(傷害の予防)とパッシブケア(傷害からの回復)の観点から、ウォーキング、日常生活、陸上競技、サッカー、自転車、トレッキング等、あらゆる使用条件を考慮した使用目的別「オーダーメイドインソール」の開発・製作をおこなっています。
一般スキーヤーに対してはスキー運動による傷害を未然に防止したり、スキーブーツと足に関するさまざまな問題を解決するためのスキーブーツ再設計によるスペシャルチューニングや解剖学的に製作されるインソールの提供をおこなっています。
オリンピック選手やワールドカップ選手、全日本スキー連盟ナショナルデモンストレーターなどトッププレーヤーのスキーブーツ製作や解剖学的インソールの製作などをおこなっています。
スキー技術は使用する用具によって大幅に影響を受けてしまうため、スキーやブーツの設計特性をふまえた滑走技術との連携などを紹介するセミナーを開催しています。(雪上、座学)
セミナー講師は世界のスキー環境を熟知したスタッフが努めています。
スキーブーツR&Dの技術者紹介
山本和男
スキーブーツ設計技術者
構造解析・画像解析技術者
日本人では唯一人の、イタリアで活動するスキーブーツ設計技術者。
足の機能分析研究も専門とする。
一般工業製品分野での先端技術開発も担い、業務分野は拡大している。
身体機能と併せたシューズ(靴)の研究開発やオーダーメイドインソールの開発・製作などもおこなっている。
スキーブーツに限ることなくランニング、ウォーキング、サッカー、バスケット・・・などあらゆる歩行や運動に関する研究をおこない、身体機能の保護や安定をはかるインソール研究開発業務の提供や個人向けオーダーメイドインソール製作などもおこなっている。
ワールドカップのスキーブーツエンジニアとしても活動中で、各国ワールドカップレーサーのスキーブーツエンジニアを務め、海外ナショナルチーム、全日本スキーチームなど多くの選手のスキーブーツアドバイザーやブーツ設計制作をおこなっています。
この分野では25年以上のキャリアを持ち、活動フィールドや情報ネットワークは世界中に広がっている。
冬季オリンピック関連では1984年サラエボオリンピックを皮切りに、カルガリー、アルベールビル、リレハンメル、長野、ソルトレイク・・・と20年以上連続でスキーブーツ担当技術者として、オリンピック選手のスキーブーツ設計製作及びオーダーメイドインソールの製作をおこなってきた。
基礎スキーでは、多くの全日本スキー連盟ナショナルデモンストレーターのスキーブーツエンジニアをつとめ、デモンストレーター達の高度な滑りを再現するためのスキーブーツ製作を受け持っている。
設計開発業務以外には、スキーコーチ、トッププレーヤーに対するスキーブーツに関する講義を行うなどと同時に、後進の指導でも多方面に活動中。
また、スポーツや靴の専門家を対象とした足の機能や健康に関するセミナーの講師を務めるなど、スポーツや靴のプロを養成するための講師としての活動も多い。
その他、スキー雑誌等ではスキーブーツ関連の解説記事や著書などの監修・執筆者としても長年にわたり活動中。
「スキーブーツR&D・山本からご挨拶」
スキーって本当に楽しいですね。
天気の良い日は仕事をほっぽりだして、滑りたい気分に駆られてしまいます。
スキーもスキーブーツも身体も快調なら、言うことなしです。
でも、よく耳にするのはスキーブーツや足に関する不安や、トラブル。
スキーブーツや足の不調でお悩みの方は多いことでしょう。
スキーを快適に滑る道具であるはずのブーツが技術上達を妨げていたりすることも、実は多いんですね。
あたりまえと思っていた情報のほとんどは根拠のないものだったり、常識と言われながら非常識なものであったりと、本来悩む価値のないものも数多く存在するのが実情でますます混乱するばかり。
カタログに書いてあるようなことだけでは少し不安を感じる、的確なアドバイスを聞ける人がいない、どこに行っても解決の糸口さえ見つからないと言う人など、スキーやスキーブーツのことは誰に相談したらいいのだろうという方、多いですね。
また、足の不安やインソールなどの機能についての情報も、正確さを欠いたものが多く見受けられます。
インソールを売ることを正当化するためだけの本末転倒な情報を流して、不安感をあおったりすることも見られるのは残念な限りです。
適確な情報とそうでないものをふるいにかけたくても、その選別をどのようにしてやればいいのかという基準が解らないという意見をよく聞きます。
スキーブーツR&Dのサイトは、スキーブーツやスキー全般の悩みや不安を解決するためにお役に立ちたい、そんな目的のためにあります。
さまざまな情報が多い事そのものは歓迎すべき事かもしれません。
しかし、ますます混乱するような情報も多く流されているのが現実です。
(すべての情報が良い情報ばかりとは限りませんし、特定の項目だけについてだけ考えて、それだけですべてを判断しようとしていたりするような情報もあるかもしれません)
専門家にブーツを決めてもらうというブーツ選びは、自分ではあまり考える必要がないのですから、その場は確かに楽です。
しかし、自分で何も考えないブーツ選択では、次にブーツを選ぶ時には何の役にも立たないのではないのでしょうか。
お店が「売りたい商品」を決めつけてしまうなどというケースもあると聞きます。
「自分で使う用具を自分で決定する」このごくあたりまえのことが、なぜ忘れ去られているのでしょうか。
ユーザー自身に「的確なスキーブーツの選択や評価ができるような情報を持っていただくこと」こそが何よりも大切で、専門家の意見を吟味できる知識の提供が優先されるべきではないでしょうか。
このサイトでは、「スキーブーツを的確に判断するための知識」を持っていただくためのセミナーやカウンセリングなどの情報をご紹介しております。
また、スキーブーツを快適に健康で高機能なものとして使用できるようにする「スキーブーツのチューニング」のご紹介もさせていただいています。
スキーをもっともっと楽しみましょう。
スキーやスキーブーツに興味がある方は是非ご覧ください。